農園紹介②　かおり野イチゴ

①酸味控えめ、甘み強め！香り高い「かおり野イチゴ」

あまおう、とちおとめ、紅ほっぺ、スカイベリー、章姫、etc…皆さんも聞いたことがあるのではないでしょうか？そう、イチゴの品種名ですね。イチゴの品種は300種あると言われています。その中でも当農園では「かおり野」という品種を作っています。
「かおり野」。あまり聞かないイチゴの品種だと思います。それでも私は「かおり野」の味に衝撃と感動を覚え、作ることに決めました！

酸味控えめ甘さ強めのおいしいイチゴ、その名の通りとても香り高いイチゴ、子供に大人気なイチゴ、それが「かおり野イチゴ」。
一口食べれば最高の甘さと最高の香りが口いっぱいに広がります。収穫中にこっそり食べてしまうくらい、食べた瞬間「うまっ」と感じるよりも先に「うまっ！！」と口走ってしまうくらい、誰もが驚くくらい美味しい「かおり野イチゴ」をお届けします！

②寒さを利用した完熟採り

私達の地元は国土交通省から豪雪地帯と指定されるほど冬が厳しいです。毎年膝くらい、多い時には腰くらいまで雪が降ります。油断しているとハウスが潰れてしまうくらい雪が降ります。

はっきり言って農業にはあまり向かない土地です…。

しかし、そんな冬の寒さを活かし、ゆっくりゆっくり熟し甘みも香りもノリに乗った甘熟イチゴ！美味しさを極限まで実にため込んだ完熟イチゴ！農業に向かない土地を逆手に取った「マジでうまい」完熟イチゴです！

③島根県邑南町で唯一のイチゴ農家

昔、邑南町はイチゴが盛んな地域でした。父もイチゴを栽培しており、地元の小学校に食農教育としてイチゴ狩り体験をやっていました。私たち兄弟四人全員友達と一緒にいちご狩りをしたのを覚えています。

しかし、現在のイチゴ農家は………私一人です。邑南町はイチゴにとってはあまりにも寒い地域で、真冬になるとイチゴの花が死んでしまいます。それだけではなく、イチゴの苗作りもとても過酷なもので一人また一人とイチゴをやめていき、私が農家になる時にはイチゴ農家はいなくなってしまいました。

経営を行う以上、難しいと判断したことは切り捨てていくのが普通です。私たちも様々な野菜や果物を作ってきましたが、難しいと判断したものは栽培をやめます。それでもイチゴのおいしさや、友達と一緒にしたいちご狩りはとても思い出に残っています。イチゴ栽培はとても難しいですが、なんとか道を切り拓いて、おいしさや思い出を地元の人やお客さんに届けたい…！

イチゴ農家最後の一人ですが、頑張ります！！応援よろしくお願いします！！